【元証券マンが語る】証券マンのリアルな給料と生活 節約必須!?

証券マン時代の話

「仕事もプライベートも充実している」「向かうとこ敵なし」「キラキラしてて人生楽しそう!」

みたいに思われることもある金融業界、証券業界ですが、

現実はイメージ通りではありません。

新卒であれば、他の業界の新卒と同じくらいの給料なので、

夜な夜な遊びまわれるほどの経済力はありません。

そういったリアルな年収と生活水準とちょっとした節約術を

中堅証券に勤務していた、元証券マンの筆者が説明します。

証券会社に就職希望&就業中の方など、参考にしていただけると幸いです。

社会人経験が浅いうちはお金の無駄遣いはやめよう!

証券会社の営業マンの年収と生活水準

筆者は、証券業界でいうところの中堅証券で勤務しておりました。

勤務していた期間としては、2017年~2020年10月までの約3年半になります。

冒頭にも書いてある通りですが、決して裕福な暮らしを送れたかというと、決してそんなことはありませんでした。

証券マンのリアルな年収はいくらくらいなのか?

どれくらいの生活水準なのか?

そういった部分をご紹介させていただきます。

1年目の年収

では初めに1年目の年収からご紹介します。

新卒で入社してから1年目は、月収は額面で24~25万円(手取り約19万円)でボーナスが約40万円で、

年収としては約320万円というところでした。

1年目は基本的に新規開拓をしておりましたが、残業という残業はなく、

定時に就業していたので残業代がほとんどないということも、年収の低さの原因です。

筆者は、単身用のマンション(月7万)に当時は住んでましたが、

会社の家賃補助が3万5千円出ていたので、自分の手出しは3万5千円でマンションに住んでいました。

月の固定費である、家賃・水道光熱費・ケータイ代・保険料・新聞代をそれぞれ計算すると、

35,000円 + 7,500円 + 10,000円 + 5,000円 + 5,000円 = 62,500円 になります。

加えて、食費も日々かかる費用ですので、計算すると

1日の食費を2,000円 × 30日 = 60,000円 になります。

手取りが約19万円なので、そこから固定費と食費を差し引くと、

約6万強円が月に自由に使えるお金となります。

これくらいの給与帯の生活水準は以下のようになります。

食事面…食費を気にしてお昼を抜いたりします。安い冷凍食品を爆買いします。

娯楽面…飲み会やデートでも全額奢りみたいには、ほぼほぼ無理です。洋服もなるべく安く済ませます。

貯金面…ほとんど貯金できないです。

新人の頃は、使えるお金も少なくて大変でした…

2年目の年収

続いて、2年目の年収をご紹介いたします。

2年目に入ってからは、新規開拓だけではなく既存顧客を付けていただくようになりました。

様々なエリアへ訪問するため、定時に上がれることはほぼなくなりました。

一方で、2年目からは残業代が付くようになりました。

給料のベースの部分も1万程度昇給した&残業代がつくようになったことで、

1年目の頃に比べて月の手取りは2~3万増えました。

ただ、ボーナスの部分については、1年目と変わりなく約40万でしたので、

年収としては約370万というところでした。

固定費の部分は大きくは変わりませんが、

月に2~3万使えるお金が増えると外食も多少できるようになり、食費が増えるので、

生活水準としては、1年目と大差はないです。

3年目の年収

続いて、3年目の年収をご紹介いたします。

3年目にもなると先輩方が異動や転職で居なくなったりします。

筆者はこの時にちょっと良いお客様を付けてもらいました。

ベースが約1万円昇給、残業代も3~4万円になり、月収の額面が30万円に乗りました。

また、この年は良いお客様を付けてもらい、昨年よりも成績が良くなったため、

ボーナスを約70万円いただけました。

年収としては約430万というところでした。

生活水準は、向上したと感じました。

固定費の部分は変わらないので割愛しますが、2年目よりも食事面・娯楽面に使えるお金が増えたので、

頻度は多くないですが、自炊ではなく外食も出来るようになったし、

飲み会も多くなければ、顔を出せるようにもなりました。

ただし、食事を毎回外食にするとか、週に2、3回飲みに行きますみたいな

贅沢はまだまだできるような稼ぎではないです。

証券マンでもできる節約と目指せる年収

証券業界に居ると、本業を伸ばす以外にお金を稼ぐことが基本的には出来ません。

そのため月々の使える金額を確保するために、「節約」をするしかないというのが現実です。

自分が求める生活水準に達するために、必要な金額を稼げれば、根本的な原因解決になります。

では自分がどれくらい稼げるようになるのか?

この答えは「上司」です。

この章では、証券マンが出来る「節約」と、自分の上司から逆算した未来予想図の考え方をご紹介いたします。

節約をするしかない

前段で説明した通り、証券業界はまだまだ副業が認めれていません。

基本的に、自分の使えるお金 = 本業で得たお金 となります。

これを、自分の使えるお金 = 本業で得たお金 + 副業で得たお金 とはできないです。

上記のことから、

「自分の使えるお金」の中から無駄な支出を省くというのが、

必要なムーブメントとなります。(むしろ、節約しかできません。)

筆者がやっていた節約をご紹介します。

  • 大手電気会社からの乗り換え
  • 昼は食べない&夜は冷凍食品(300円以内のパスタを2つ食べてました)

シンプルですけど、やっぱり食費を削ることが多かったです。

当時はやってなかったですが、

今思えば、SIMフリーにして毎月かかるケータイ代を削減するように動きますね。

業界として副業が出来ないのは辛いよね…

あなたの未来像 上司の年収はいくらか

自分の上司がどれくらい稼いでいるか?

非常に重要なことなので必ず把握するようにしてください。

なぜなら、

その上司はあなたの未来予想図である可能性が高いからです。

同じ会社で勤務し続けた場合の1つのサンプルと捉えることが出来ます。

その上で、あなたが理想とする生活をその上司は出来ていますか?

収入面・生活面・仕事ぶりなど総合的に判断して、理想と言えたら最高です。

目の前の上司(サンプル)を追いかけ続ければ、

あなたは望む生活が送れる可能性が非常に高いです。

上司が稼いでなかったら、自分の将来もそんなに稼げなさそうですよね…

まとめ

新人や若手の頃は、いくら証券マンといえど贅沢三昧できるというわけではありません。

経験を積んでいけば、ベース部分も昇給していきますが、責任数字も多くなっていきます。

勤務を続けていけば、どんな生活を手に入れるのか、具体的な例は「上司」です。

上司の仕事ぶりや年収、生活水準などは、あなたの未来予想図と言っても過言ではありません。

上司の過ごす日々は、あなたが望む未来と完全一致していますか?

副業がまだまだ認められていない業界のため、本業以外で稼ぐことが不可能です。

そのため若手のうちは節約が必須です。

食費や固定費を削り、趣味もなるべくお金のかからないものにして、支出を抑えて生活してください。

ライフイベントでまとまったお金が必要となった時に、貯金がないと非常に困りますので、

今の内から少しずつでも貯めておくことをオススメします。

副業が可能な業界で、自分自身のスキルアップを目指せるITエンジニアへの転職についての記事も書いておりますので、

もし気になったら、そちらも読んでいただけると幸いです。

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