テレワーク&フルリモートのメリット・デメリットを現役エンジニアが解説

ITエンジニアになるメリット

様々な業界でリモートワークが可能となり、face to faceである必要のない仕事については、

Web上で済ませるようになったりと、仕事のあり方が洗練されてきています。

新しい働き方であるがゆえに、メリット・デメリットについての議論は絶えません。

そこで当記事では、現役エンジニアである筆者が、

フルリモートのメリット・デメリットをいち労働者として解説します。

フルリモートで働いた時のワークライフバランスはどうなんだろう

テレワークとフルリモートの違いは?

結論からいうと、違いはありません。

以下、NECネッツエスアイさんの記事を参考に記載させていただきました。

オフィスで働かない人を英語ではリモートワーカー、テレワーカーと呼び、どちらでも意味が通じます。

https://symphonict.nesic.co.jp/workingstyle/workingstyle/remotework-diff/

類似語として、「在宅ワーク」なども挙げられますが、

特にテレワークやフルリモートの意味と差はありません。

当記事でも、「テレワーク」「フルリモート」「在宅ワーク」については

同じ意味を表す言葉として使用しております。

フルリモートのメリット

この章では、フルリモートの働き方のメリットを2つ、ご紹介します。

フルリモートで働いているというと羨ましがられることも多々あります。

その理由としては、「自由な時間の確保ができる」からです。

自由に使える時間の確保が、ワークライフバランスに与える影響はどれほどになるのか、

ぜひご参考にしていただけると幸いです。

人生の時間効率アップ

1つ目のメリットは、人生の時間効率アップです。

フルリモートによって日々の生活の中で、

「これは無駄な時間だ」と感じる時間の削減が可能です。

例えば、

  • 睡眠時間:6時間
  • 出勤準備:0.5時間
  • 出勤時間:0.5時間
  • 労働時間:8時間
  • 残業時間:1時間
  • 帰宅時間:0.5時間
  • 自由時間:7.5時間

で生活している人の、日々の時間消費は以下の画像の様になります。

この中で、フルリモートになれば削減できる時間は

「出勤準備(2%)」「出勤時間(2%)」「帰宅時間(2%)」の3つです。

時間数にすると、1.5時間になります。

浮いた1.5時間の使い道は自由ですが、自分の使える時間が1.5時間増えると

疲労回復やスキルアップ、副業に時間を使うことが可能になります。

また、1日で見るとたったの「1.5時間」ですが、

1カ月(20営業日)とすれば、30時間になりますし、

1年とすれば、360時間となります。

浮いた時間を自由時間に組み入れると、働いている時間と自由時間が、

ほぼ1:1となるので、仕事もプライベートも同じくらいの時間を過ごせているということになります。

これなら、無理なくワークライフバランスを保てるね

仕事効率アップ

2つ目のメリットは、仕事効率アップです。

どうしてフルリモートで仕事効率がアップするのかというと、

働く環境を自分でカスタマイズできるからです。

モニターなどのデスク周りの環境を整えたり、

集中力維持のために「自室で作業」→「リビングで作業」と気軽に移動できたりするので、

決まった席、決まった環境で、作業しなければならないオフィスとは作業効率に差が出ます。

賛否両論ありますが、

周りに人が居ないので、好きな音楽をかけたり、動画を流し見しながらの作業も可能です。

作業用BGMを聞きながら作業すると、効率も高まるよ!

フルリモートのデメリット

この章では、フルリモートのデメリットについてもお伝えしていきます。

家で作業することで生産性が落ちるといった声もよく耳にしますので、

実際のところどうなのかを、筆者の体験談を元にご紹介いたします。

サボりが頻発する

タイトルに書いた通りですが、サボりが頻発します。

メリットで「仕事効率アップ」と記載しましたが、フルリモートで働き始めた初期はどうしてもサボってしまいます。

理由は単純で、

・他人の目がない

・誘惑が多すぎる

の2点です。

ですが、他人から管理されないと目の前の仕事に集中できない、パフォーマンスを発揮しない人には、

大きな仕事を任せられないので、社会人として評価されない人生になります。

筆者も最初は誘惑の多さから、生産性の低下が一時ありましたが、

サボった分のタスクは、自分に返ってきますので、日々できることを確実にこなすマインドになってからは

生産性の維持、むしろ向上するように意識して改善が可能だったので、

精神論ではないですが、社会人としての考え方次第で簡単に改善することができます。

業種によっては導入できない

正確にはフルリモートのデメリットではないのですが…

フルリモートの働き方が不可能な業種があるというのをデメリットとして挙げさせていただきます。

サービス業はほぼ無理ではないかと思います。

もう少し具体的に職業を挙げると

  • 美容師
  • 介護師
  • 飲食店スタッフ

など、サービスを提供するような職種では、フルリモートでの働き方は出来ないです。

対面だからこと価値提供ができる分野も多くありますので、

全ての業種にフルリモートを導入することが正しいというわけでもないです。

自分の職業選択でフルリモートじゃなくても良いという考えであれば、

この章で記載しているデメリットは全くデメリット足りえないので、

自分のやりたいことを職業と選択していけば、それが最善となります。

結論:メリットしかない!

コロナ禍により、急速に広まったフルリモートの働き方ですが、

労働者のワークライフバランス、QOL(クオリティ オブ ライフ)の向上に繋がり、

様々な観点で人生を好転させるような働き方であると言えます。

転職理由の多くが、ワークライフバランスが整わないことにありますが、

その根本原因の解決策に「フルリモート」を用いることは非常に有効です。

ただし、業種によっては、どうしてもITが入り込めないような業種もあります。

自分の将来やワークライフバランスを考えながら、職業選択をしていただきたいです。

リモートが出来る業種の筆頭として、ITエンジニアの転職についての記事も書いておりますので、

気になった方は、ぜひそちらも読んでいただけると幸いです。

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