【元証券マンが語る】エンジニアとして勉強は必要だが、元証券マンは苦にならない

ITエンジニアになるデメリット

ITエンジニアに転職するデメリットとして挙げられるのが、

世の技術の進歩とともに、IT知識を一生勉強し続ける生活となってしまうことです。

この勉強し続ける生活が、他業種からITエンジニア転職を踏みとどまらせる大きな要因であると言われています。

ご存知の通り、ITエンジニアはいわゆる「手に職系」というか、専門知識が必要な職業です。

そのため未経験採用となると、「勉強を継続し続けられるかどうか」という観点が採用の大きな比重を占めます。

結論から言うと、証券マンや証券ウーマンはITエンジニアとして求められる素養を既に備えています。

当記事では、以下の点について体験談を元にまとめました。

・ITエンジニアはなぜ勉強し続けなくてはいけないのか

・「勉強し続ける生活」は元証券マンには大きな障害にならない

ぜひ、ITエンジニア転職を考える際のご参考にしていただけると幸いです。

エンジニア転職のデメリット(勉強し続けなくてはいけない)の理由

まず、ITエンジニアが勉強をし続けなくてはいけない理由をご紹介いたします。

「ITエンジニアとして求められる知識の範囲が広い」

結局はこの理由に尽きます。

画面周りのフロントエンド、サーバー周りのサーバーサイド、インフラ周りのバックエンドと挙げればきりがないです。

また現場では、どの分野もそれなりの知識が必要になるので、自然と勉強量も多くなります。

厳しい話にはなりますが、言われたことについて勉強をするという受け身の勉強では、

この業界で自身の価値を高めることが不可能です。

加えて、世の中の技術は常に進化を続け、エンジニアとしては最先端の知識を追い続けなくてはいけません。

そういったことから、

エンジニアは停滞ですら「退化」と捉えられてしまします。

常に学び続ける、世の技術の進歩についていくことを最低限行うことで、

エンジニアとしての価値を保つことが可能となるため、

ITエンジニアは勉強をし続けなくてはいけません。

元証券マン&証券ウーマンは問題ない

前段では、ITエンジニアは勉強をし続けなくてはいけないということと、その理由を説明いたしました。

勉強をし続けなくてはいけないことを理由に、ITエンジニアへの転職を踏みとどまっている方も多くいます。

ただ、元証券マンや証券ウーマンは上記は苦にならないのでは?と考察しております。

その理由をこの章ではお伝えしていきます。

証券マン&証券ウーマンは知識のインプットに慣れている

結論からお伝えすると、

「勉強し続ける生活が辛い」という人は

普段から思考して働くことに慣れていないからではないかと考察しています。

具体的には、

単純作業の繰り返しのような、仕事内容にマニュアルがあり、どんな人がやっても似たような結果が出るような仕事をしている方などです。

そういった方にとっては、転職後、プライベートな時間を削ってまで勉強しないといけないというのは苦に感じるかもしれません。

一方で、証券マンや証券ウーマンの皆さんにおいては、知識のインプットを普段から行っているはずです。

具体的には、日経新聞や銘柄レポート、決算短信や投信のマンスリーレポートなどが挙げられます。

上記のような、知識のインプットが仕事の一環として身についているのであれば、

たとえITエンジニアになって勉強し続ける生活になるとしても、大きな影響はありません。

インプットする知識が、金融業界寄りからIT業界寄りになるだけです。

証券マン&証券ウーマンは知識のアウトプットをすることにも慣れている

知識のインプットだけでは、ITエンジニアとしては不十分です。

アウトプットを行ってこそ知識の定着と活用が可能となるからです。

このアウトプットについても、証券マン&証券ウーマンは得意な分野であるはずです。

日々の仕事の中で、その日の市況をわかりやすい言葉で顧客へ伝えることを心がけている証券マン&証券ウーマンは自然とアウトプットしていると言えます。

IT業界でも同様の動きをしていただければ、問題ありません。

インプットした知識を実際にプログラミングしてみたり、3分くらいでまとめられるパワーポイントにまとめたりすることで、知識の定着度が大きく変わります。

また知識の定着以外の部分においても、

証券マン&証券ウーマンの

目に見えない金融商品をわかりやすく説明し、成約につなげるトーク術

は大きな武器になります。

例えば、

システム発注者側とどういった部分をシステム化するかを話し合う要件定義というフェーズでは、

ITに関する知識が少ない発注者に対して、可能な限りわかりやすく説明し、合意形成を図らなくてはいけません。

その段階では完成イメージを言語化して、同じイメージを共有する必要があります。

こういった場面においても、証券マン&証券ウーマンで磨かれたトーク力は輝きます。

客前でセールスをしてきた場数が違うよね!

自己研鑽はどの業種においても必須

結局のところ、転職をする場合は転職先の会社のルールや業界知識のインプットが必須になります。

働いている中で自己研鑽、勉強を行う機会が少なかった人にとっては、転職後の生活は非常に厳しいものとなります。

その点で言えば、

営業をしていて普段から自分の行動をPDCAで回しているような人材は転職後も、生活リズムを同じように過ごすことが可能です。

加えて、証券マン&証券ウーマンにおいては、インプット量は膨大で、アウトプット量も十分すぎるほどにあります。

そのため転職後、勉強をし続ける生活になるというデメリットについては、ほとんど苦になりえません。

証券マン&証券ウーマン時代と同様のインプットとアウトプットを継続していれば、

ITエンジニアとしてのスキルも確実に伸ばすことが可能です。

ぜひ、証券マン&証券ウーマンの方で、今後の社会で役に立つスキルを身に付けたいと思っている方は

ITエンジニアへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。

それでは。

当記事ではエンジニア転職のデメリットについて解説させていただきましたが、

証券マン&証券ウーマンはITエンジニア転職に向いているという記事も書いておりますので、

良ければそちらも読んでいただけると幸いです。

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